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「本当のクリスマスギフト」

更新日:2021年5月10日



私はなぜか幼い頃からクリスマスが好きでした。

師走の慌ただしい中、なんとなく活気があり、ケーキ屋さんの前にはお父さんたちが帰宅時に買うことを意味していたんでしょうか。。。クリスマスケーキの箱が積み上げられていました。当時、お菓子がつま先の奥まで入ったブーツのBIGサイズが欲しくてたまらなかったのですが、それほど余裕がなかった我が家は弟と一緒にいつもSmallサイズのブーツでした。それでもお菓子を食べた後、指で履いて楽しく遊んだことを思い出します(謙虚な子ども時代だったなぁ〜〜笑)。。。。。。。いつの間にか、成長とともに「それなりのものが欲しい!!」と欲求はお餅のように膨らみ続け、努力をした分だけ、それなりのものを得てきた感じもします。でも、手に入れても満足が長続きしないのは人の心です。よく言えばさらに向上心を持って、さらに上のものを目指す!?そんな欲求が私たちの中で育ちます。

ある程度年齢を重ねて迎えた今年のクリスマス。おもちゃも、洋服も、アクセサリーもそれほどいらなくなった今。そしてフィンランドでは学校も社会も少しずつですが “子どもたちと地球の未来に投資しよう”とプレゼントを慈善活動への寄付に変える人が増えています。私たちも参加しました。カードはUnicefや赤十字などのものを使い、難民救済支援TV番組でも1回ずつ電話募金をしました。私たちにとってはコーヒー一杯の金額ですが、それで命が永らえる人が世界中にたくさんいるのです。

私たちは日頃、悪気はなく、本当にうっかりで気がつかないで通り過ぎていることがたくさんあります。クリスマスコンサートに行った時、配られたパンフレットには「忘れられた子どもたち」の記事がたくさん書かれていました。難民だけでなく、家族がいても孤独な人、愛情をかけてもらえない人もいるでしょう。

私たちができる小さなことは何でしょう。「クリスマスおめでとう」と言える家族や友人たちがいる私たちは幸せです。幸せと感謝の気持ちのお裾分けをみんなが少しずつしたら、きっともう少し柔らかい社会になるだろうな、、と思います。

好きな人のためだけではなく、自分とは関係ない。。と思っている人のためにも幸せの恩返しがしたいです。教会ではイエスキリストの例をあげて話しますが、私たちもせめてクリスマスの時くらいは本当のプレゼントの意味を考えてみたいものです。小さなプレゼントでも満足する子どものような素直な心をまた引っ張りだしましょう。

かなり真面目になってしまった2016年のクリスマスでした。😀





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